「AI」「人工知能」の時代がいよいよ本格化してくるであろうといわれています。AIが私たちの生活や生き方を根本的に変えてしまうということは、楽観論・悲観論を含め、様々な識者が訴えているところです。本書はそんなAI時代に備えて、いまこそ「哲学」の出番と唱えています。哲学的に「深くじっくり考える」ことが大事と。日々考えているようで実は深く考えていないのが人間の実状です。深く考えるためには鍛錬が必要。その方法も紹介されています。AIの得意とすることとは違う土俵で生きるべきということが著者の一番言いたいところではないでしょうか。