神島橋近くを走ると目に飛び込むBMW、MINI･･･今では飲食店事業（「弁兵衛」のネーミング最高！）なども展開されている輸入車ディーラー「バルコム」の代表取締役・山坂哲郎さんが自らの生い立ち、営業ノウハウ、そして経営者としての心得を余すことなく語っている本書。
　広商野球部で鍛え上げられ、就職したマツダのトップセールスマンになり、家業を引き継いで事業を拡大し、地域・社会貢献にも携わられる山坂社長の成功の秘訣が満載の本書の中で意外に思ったのが「私は怖がり」の一節。豪腕イメージを勝手に描いていましたが、転ばぬ先の杖は出来るだけ多く準備するという「前向きな怖がり」という姿勢に商売の本質を感じました。
「バルコム」の社訓である本書タイトルは、目標に向かって絶えずチャレンジし続ける姿勢を表しているそうです。社会人１年目の人から経営者の方まで幅広く読んでいただきたい１冊です。