私は高校生の時に、学校の文化祭で初めて「お茶」を頂きました。
作法も何もわからず、ただお菓子が美味しかったことと、予想以上にお茶自体の苦味が強かったことは覚えています。

「お茶」の良さは味だけではないことを教えてくれたのがこの本です。
お茶のお稽古を習い始め、何度も繰り返しお稽古を重ねていく筆者。
お茶は敷居が高いと最初少し躊躇してしまうところなど、とても親近感が湧きます。
周りの景色、音、香り……、全てが合わさって、ひとときの最高の「お茶」を味わえると気づくのです。
頂く時だけではなく、お茶を点てている過程も楽しめる、素敵な大人になりたいと思いました。静かなひとときをいかがですか？