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スタッフのおすすめ
仁科大輔 がおすすめする本です。
啓文社全店のスタッフが不定期に更新する「スタッフおすすめ」コーナー。 最新書き込みから順次表示しています。
2022/05/02 更新
スタッフのおすすめ
仁科大輔
がおすすめする本です。
ノンフィクション
世界2.0 -メタバースの歩き方と創り方-
著者:佐藤航陽
出版社:幻冬舎
メタバースという言葉をご存じでしょうか。
「メタ」(meta=概念を超える、上位概念を指し示す。)
「ユニバース」(universe=宇宙)を組み合わせた、造語で、小説「スノウ・クラッシュ」で初めて使われます。
VRゴーグをつけて、バーチャル・リアリティによって形づくられたアナザーワールド(もう一つの世界)に人間がログインしてしまう。
あたかもこの世とは別のアナザーワールドに紛れ込んでしまったかのように、そこで冒険を始めてしまう。
メタバースの世界は、カセットゲーム時代の「ドラゴンクエスト」のように「すでに出来上がった完成品」ではなく、ネット上にオープンソースとしてのアップロードされた世界は、ユーザーがいくらでも作りか換えることが可能です。
ユーザーがログインすると、メタバースの世界をアバター(avatar=分身)が自由自在に移動できます。
100人の中で最後の1人を目指して戦う、オンラインバトルロワイアルゲーム「Fortnite」のリリースあたりからメタバースという言葉は認知されるようになり、今ではAI、ブロックチェーン、仮想通貨のように世界経済をひっくり返すほどのディープ・インパクトをもたらしつつあるのです。
本書はメタバースの世界を理解するための最初の1冊です。