出版甲子園にてグランプリを受賞した作品。

海外転勤の場所が「インド」だと言われたら、どうしますか？
旅行に行くのとは違い、何年も住む場所となる。
多分、単身赴任してもらうかなぁ。。。。。

中学校3年生の春、親の海外転勤が決まり、
夏には、インドへ。
インドのイメージって、カレー、スパイス、数学が得意。
IT大国、人口が多い。ターバンを巻いた人たち。
でも、行ってみると　全然違う！！

ターバンを巻いているのは、シーク教徒の方のみ。それも、男性限定。
シーク教徒は、インド全体で、2％。その男性のみとなると1％となってします。
レアキャラだ。
ーインパクトの強さで植えつけられた自分の「イメージ」が、無知にも無視にも感じられ怖かったー
本文より。

JKがこう思うのか！！と、頭にチョップをされたような衝撃を受けて、読み始めました。
そしたら、のめり込んでしまって。
日本の常識は、インドの常識とは違いすぎて、「郷に入っては郷に従え」という言葉があるけど、従えというよりは、流されて　慣れろ！って感じ。
心躍る素敵な出会いもあり、
車窓をノックする物乞いをする子供たちの姿。
高校生活のなか出会ったスラムの子どもたち――。
目に見える格差、目に見えぬ不条理。
光と影。内と外。
何も知らないJKだからこそ見えた景色。
そして、何事にも目を背けず、疑問に思い行動できているのに尊敬する。

最後は号泣しました。
今、それを文書にしてくれて、本にしてくれてありがとう！！です。
うちの子供達にも読ませたい本！！
ランキングに入りました。