馳星周さんの素晴らしい小説が、村上たかしさんによるコミカライズ！！！

もちろん、馳星周さんの小説でも泣きに泣いたのですが、この漫画で、多聞の毛触りやにおいまで感じられました。多聞はこんな風に顔を上げ一匹で立ち、人の悲しみを感じ取って鼻を寄せてくれたんだ。静かな物語なのに歯をくいしばってページをめくってしまいました。
村上たかしさんの描く笑顔が好きです。人も、犬も。様々な思いを浮かべながら、もしくは抑え込みながら浮かべる笑顔が大好きです。

今まで一緒に暮らしたすべての犬を思い出しました。
犬の純真、献身の十分の一でも報いたい。彼らの信頼に値する人間になりたい。
そうやって支えあう幸せを思い出させてくれる物語です。

誰もいないところで読まないと泣いてしまってやばいです。
美しさに涙ばんばん出ます。