歴史の本、というと、眉間にしわを寄せながら苦い顔をして読むもの、と思いがちですが、
今回紹介する「落語DE古事記」は、肩の力を抜いたまま気軽に読んでいただきたい、そんな一冊

著者は日本で唯一の古代史落語家、桂竹千代さん
落語芸術協会に所属する二つ目さんで、落語家としてはまだまだ若手、ではありますが、
明治大学の大学院で古代文学の研究をされていたという変わり種
内容については、折り紙つきです

テレビ番組で紹介され、まさかの大ヒット
めでたく重版出来となりました

そのままだとほんの少しだけ読みにくい古事記を軽妙洒脱な語り口でつづり、
落語に通じる笑いどころも各所にちりばめられていて、読みながら思わずにやにやしてしまう
楽しみながら古事記も学べる、初めて古事記を読む人の入門書としてもおすすめです

「知らないよりも、知っている方がより楽しめる」
そんな体験の道しるべになってくれることうけあいです

ぜひ一度お手に取ってみてくださいませ