この本を当店がお勧めしなくてどうしましょう！
ということで、前のめり気味にご紹介いたします

当店の所在地、呉市と広島市が主な舞台になっているミステリ小説
ヤクザものではない文芸作品、しかもミステリで呉が舞台になるのはとても珍しい

身近な場所が舞台とあって、物語の解像度が全然違います
細かい地名などは架空のものになっていたりしますが、たぶんここかな？という場所があちこちに

西村京太郎の十津川警部シリーズ、なのですが、
JR呉線はのどかな単線。時刻表トリック、は、ありません。残念。

この本の主役は十津川警部の部下、市橋刑事
祖父から奇妙な依頼を受け、休暇で訪れた呉市で、とある事件に巻き込まれます
事件とともに祖父の過去をたどって行くうちに、事件は思わぬ方向に

今まで十津川警部シリーズを手に取ったことがない人にでも、わかりやすく
今まで十津川警部シリーズを手に取ったことがある人は、より楽しめる

そして、呉に行ってみたくなる

そんな作品です

ぜひ一度お手に取ってみてください