20数年前の大学で　研究していた時の気持ちがよみがえった。
そう、自分の興味があること　知りたいことは　スポンジが水を吸うように体内に入ってきて、時間を忘れ没頭できる。

著者は、北大のサークルで、くじらやイルカの漂着した個体を調べているサークルがあると知り、そのサークルで活動がしたいと入学を決める。
その後。研究室に入るも、担当している教授は、クジラの専門家ではなく。
それを研究するためは、他の大学や国立博物館まで行き、協力が必要だった。
その行動力に、尊敬した。自分のやりたいことを、一つ一つ形にしていく。
この本は、イルカやクジラの食性についても書かれているが、
著者の研究者としての姿勢に　感動するし　応援したくなる。

ここに書かずにいられないのが、「キムタオル」の事だ。
家にあるキッチンタオルの厚いもので、理系の実験室にはよくあるものなのだが。。。
これが、高いのだ。私のいた研究室でも　きれいなものは、乾かして再利用していた。
これを研究費で1箱買ったときは、うれしかったと書かれていた。
それ、わかるよぉっと声をあげてしまった。