「人類は誕生から多くの時代、生きていくのにギリギリの状態だったのがこの200年で平均寿命・所得ともに急上昇。この劇的成長の要因とは？」

「この経済繁栄は全世界で均等でなく国家や地域間に差が生じる。この格差拡大の謎とは？」

技術革新と人口規模・地理と人口集団の均質/多様性を軸に２つの謎を解き明かす本書では、著者提唱による経済学の「統一成長理論」のエッセンスが専門用語無しに開陳されます。

「人類の繁栄」と「不平等の拡大」―この二項対立は解消可能なのか？読み手それぞれが本書と向き合い・考えることが、世界の新しいグランドデザインにつながるかもしれません。

経済学の本にも関わらず平易かつ壮大なスケールの叙述。世界30か国刊行の話題作、待望の日本語版登場です。