本書は“成熟された人間”というテーマを念頭に細かく４つの成熟に分けて、その題目別に林さんが今まで学んできたことや自分の教訓をまとめた内容となっています。
ご自身の活動の話や瀬戸内寂聴さんなど各業界の著名人と関わって感じた成熟についての話が冒頭にあり、具体的でより身近に感じられ分かりやすかったです。

４つの成熟のなかで一番参考になったのが「世間を渡る作法」という章です。例えば、頂き物をもらった時のお礼の仕方、食事に誘われた時のお支払い事情など明日にでも実践したいこと・できることが盛りだくさんで、何年経っても読み返したくなる内容でした。

こういう小さなことを積み重ねていくことで「成熟された人間」に近づけるのではないかと思います！