本書は、寒い季節に恋しくなる「鍋」をモチーフにしたエッセイ37篇を集めた、「おいしい文藝」シリーズ第4弾。
本格的に寒くなってきた今日この頃。興味惹かれる本を求めて文庫新刊コーナーを眺めていると、表紙のグツグツお鍋が煮えて見え、「今の季節にハマり！」と思わず手に取りました。
　私の家では季節問わず鍋が夕食に登場します。各々が好きなものを自由に入れ食するのですが、「鍋は家庭によって鍋の具材・その入れ方・食べ方・〆まで、各々家庭のルールが様々あることに驚かされました。
イラストや写真など一切ない作品集ですが、脳内では色々な鍋が脳内再生され、その奥深さに改めて鍋の世界に魅了されます。
　体も心も温かくなること間違いなしの一冊。おススメです！