突然ですが、私は今お笑いの沼に嵌っています。
切欠は　とあるゲーム配信。彼らの作る「笑い」という世界に魅了された日の事を4年経った今もはっきりと覚えています。
そんな彼らが世に出たのが、今も神回と呼ばれる2019年の「Ｍ-１」。
敗者復活戦から決勝の最後のネタまで、まるで台本に書かれているかのような劇的な展開で、彼らは優勝こそしなかったものの決勝まで勝ち進み、一夜明けたらまさしく人生が変わっていたコンビとなりました。

彼らを始めとする　今を時めく芸人の殆どが、Ｍ-１で脚光を浴びていると言っても過言ではないでしょう。そんなＭ-１を１から作り上げた、誕生秘話が収められた一冊がこの「Ｍ-１　はじめました」です。
少しでもお笑いを好きな方ならＭ-１を作ったのは　島田紳助さん　と浮かぶかと思います。そんな紳助さんが「Ｍ-１は２人で作った思い出の作品」とあとがきに綴る、１人のお笑いを愛した社員の漫才復興プロジェクト。
エンタツ・アチャコから始まった、しゃべくりだけで人を笑顔にする漫才で、不必要な演出も、視聴率という数字も、事務所という忖度も無い　芸人の実力だけでガチンコ勝負させるという途方もないプロジェクトをやってのけた物語。

やっぱり漫才って凄い。

今年も気が気でない日々が始まりました。これが年末まで続くと思うと、もうそれだけで、心沸き立って仕方ないのです。
たった４分の真剣勝負で、人生変えるなんて、最高にかっこいいと思いませんか？