売場でこの表紙が目に止まり、「つい」手が出てしまいました。任天堂「Wii」などの開発に携わった著者による「ついやってしまう体験デザイン」の入門書です。
　「スーパーマリオ」「ドラゴンクエスト」といったゲームに人はなぜ夢中になるのかを解説し、少しでもこれらのゲームに触れたことのある方なら「なるほど！あの場面はそういう意図が込められていたのか！」と膝を打つ事が次々と披露されています。
　パッと見て「面白そう！」と思ってもらう、続けても飽きさせない、そしてそれらを体験して有意義だったと思ってもらうために…のヒントが本書に散りばめられています。
　ゲームのことに詳しくなくとも、図解も多く内容がすんなり頭に入る構成になっています。商品やサービスの企画開発、デザイン、マーケティングに携わる方には是非とも読んでいただきたい１冊です。