現代には歴史と美術的価値を残した名画が数多く存在します。しかし、私たちは名画をどれほど知っているでしょうか？
本書は教科書に掲載されているなじみ深い絵画の真実を、なんと絵画本人が語ってくれるという異色の仕立てです。
　例えば、『ムンクの叫び』として知られるあの名画、ムンクは作者の名前で、絵画の正式名称は『叫び』であること、口を押さえているように見える人は、叫び声の幻聴を聞きたくなくて、耳をふさいでいる…といった、意外な真実を教えてくれます。
さらに「完成した作品をあえて傷つけ、盗難にあったときにその傷が本物である証拠になった」といったような、その絵画が辿った注目ポイントも解説しています。
　美術を楽しく学べる趣向の本書、身構えがちになる名画鑑賞のお供にいかがでしょうか。