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いつか読書をする人へ

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井上いつかがおすすめする本です。


啓文社スタッフ「井上いつか」による本のレビューです。井上いつかがお送りするコラム!
啓文社のスタッフであり、『本の虫』としても有名な「井上いつか」がオススメする本のコラムです。さて、今回はどんな本でしょう?

2024/04/15 更新

いつか読書をする人へ


井上いつかがおすすめする本です。


フィクション

少女小説とSF

著者:日本SF作家クラブ、嵯峨景子 新井素子 皆川ゆか ひかわ玲子 若木未生 津守時生 榎木洋子 雪乃紗衣 紅玉いづき 辻村七子 

出版社:星海社

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少女小説とSF

ハイパースペシャルファンタスティックアメージングアンソロジーが出ました!!!!!!!

『あなたの心に眠る〈少女〉へ送る、SF小説アンソロジー。』
『世代を超えて豪華・少女小説作家が集結!』

眠ってなんかいられませんよ!わたしの中の〈少女〉が両手を突き上げて雄叫びをあげている…!!

少女小説とはなんなのでしょう。
少女が主人公の小説?少女向けに書かれた小説?
どちらもイエスでありノーでもある。
わたしにとっては、少女時代を生き抜くため、その日々を駆け抜けるための大切な支えだった。
柔らかな、むき出しの心をこんな世界に放り出すなんて無茶な事を世界はわたしたちに強いるのです。
そして世界レース44年目になっても、それ無しにはくぐり抜けることのできない局面が度々あります。
少女でも少年でも。文字が読めるようになった頃から文字を追えなくなる頃までも。人間でも人外でも。
あなたが必要だ、と思う時に読んで欲しい。すべてのあなたに。

少女とは、繊細で蛮勇で純粋で恐ろしく罪深く正しい。
これからやる良いことも悪いことも、わたしの中の〈少女〉に顔向けできないことはしたくない。

新井素子、若木未生、雪乃紗衣、皆川ゆか、津守時生、紅玉いづき、ひかわ玲子、榎木洋子、辻村七子、総勢9名の作家による、すべて書き下ろしのSF小説のアンソロジーです。
大好きな方から、初めましての方まで、読むごとに推し作家が増えてゆく天国!
〈少女〉が閉じ込められた物語はどこか懐かしく感じます。きっとあの頃のわたしがそのままでいるから。
いつになっても、どこにいてもちゃんと取り戻せる。
一生、少女小説が好きです。
もちろん、SFもね!!




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