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陸に住む海月 がおすすめする本です。


啓文社全店のスタッフが不定期に更新する「スタッフおすすめ」コーナー。 最新書き込みから順次表示しています。

2024/06/03 更新

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陸に住む海月

がおすすめする本です。


コミック

だんドーン 1~3

著者:泰三子

出版社:講談社

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だんドーン 1~3

ハコヅメの作者の第二弾コミック 『だんドーン』 現在 3巻まで発売中。 

だんドーンは、初代警察庁長官の「日本警察の父」である 川路利良 が警察という組織を作るまでの話である。
私はこの作品を読んで、始めて川路という人物を知った。
大体、幕末〜明治にかけてって、歴史があまり得意な私の記憶からはすっぽりと抜け。
どうだったけ? 
薩長同盟。聞いたことあるわ。
桜田門外。井伊直弼が殺されたやつね。ぐらいなのだ。どっちが先だっけか?
大体、海月には脳はない。水が入っているので覚えているわけもなく(笑)

そんな私を横目に、上の子は、だんドーンにハマりこみ、日々。幕末を勉強する日々。
大学受験、歴史ないやんか!!という心の叫びをしるかしらないか。
小松帯刀 推し!を公言した。誰やそれである。
そして、鹿児島で、「警察と漫画」展がある。行きたいというのだ。一人でも行くと。
鹿児島は遠い。新幹線で、尾道から3時間だ。
上と下が、高校生と大学生になり、バブルのように金が飛び(入っては来ないね)。
ヒーヒーと言っている我が家。
鹿児島に一人でも行くと言う硬い意志の前に、親は、ひれ伏した(笑)
じゃ、三人で行くか。なけなしの金をはたき、行ってきました〜 in 鹿児島。

初鹿児島。新幹線で、日帰り。
往復6時間。泊まるお金はなかった(笑)
だんドーンは、読んだし。わくわくした気持ちで、行ったが。
やはり、日帰りは足りない!一番の目的 「警察と漫画」展 は見たが。
城山も桜島にも、西郷どんが自決した場所も川路の銅像も拝めず。

ただ、西郷隆盛の生き様は知れた。
見てる方向は一緒でも。
人が違えば、見る世界は違う。
夢半ばで、亡くなり。その人たちの気持ちを秘めながら、
明治維新へと動いていく人達の気持ち。
視点がかわれば、歴史の見方がかわる。
歴史って、面白いやんと知った。幕末〜明治。すげーやん。 

帰りの新幹線で、WiFi最高って、思いながら、スマホで、
歴史上の人物を調べまくった。そして、誓う。
もう一回、鹿児島行くと。
その前に、夏休みは、山口だな。薩長同盟。気になるやん(笑)
次は、彦根やな、直ちん(井伊直弼)に会いに。

だんドーン は、コミックから、歴史にハマれる作品。
ただ、歴史を知るとネタバレになるので、
純粋にコミックを楽しみたいかたは、注意。 

ただ、私は泰三子さんが描く
今後の展開が余計に楽しみになった。

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