最近、退職代行業者というサービスを耳にする機会が増えたと思います。
ひと昔前であればほとんど聞いたこともなかった職種だと思われますが、今では当たり前の様に一つの仕事として認知されていると感じます。

「退職代行業者」とは、会社を退職したくても自分で伝える事が難しい、または出来ないという人の代わりに会社に退職の意向を伝えてくれるサービスですが、実際にどの様な人たちが退職代行業者を利用しているのでしょうか。

新卒者であれば退職理由ベスト３が「聞いていた業務内容や社風と違う」「契約内容と勤務実態の乖離」「いじめやパワハラなどの人間関係」。

特にＺ世代「1996年頃から2012年頃に生まれた世代」の利用が多いと思われていますが、ベテラン社員の中にも「仕事を辞めたくても辞められない」「辞めたいと言い出せない」という環境の企業で働く人が利用する事が多いようです。

本書は退職代行会社として実際に退職希望者から聞いた本音を分析し、離職されない為の会社作りの方法を教えてくれます。

退職者からの建前でなくリアルな本音を理解し、問題点を改善出来ればより働きやすい離職者を出さない職場にすることが出来るかもしれません。