難解な言葉で綴られている六法（憲法・刑法・民法・商法・刑事訴訟法・民事訴訟法）。我々の生活の根幹をなすこれらをもっと分かりやすく読めるよう、特に子どもの未来が一層豊かで、安全で、快適なものとなることを著者・山崎さんが祈って刊行されたのが本書です。
　六法のうち子どもに関わりが薄い商法を外し、少年法、いじめ防止対策推進法を加えた七つの法律の条文が掲載されています。子どもにとって重要と思われる条文には「みんなと違っていてもいい」（憲法１９条）、「ケガをさせなくても暴行になるよ」（刑法２０８条）と子どもにも分かりやすい要約とイラストが添えられています。自らもいじめを受けた経験があるという山崎さんは「法律はいじめから守ってくれる」事を本書で伝えたかったそうです。
子ども向けに書かれたものですが、大人にもぜひ読んでいただきたい１冊です。