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それだけで、キーボードの上を走るゆびさきが目に入るだけで、わぁっ…と心の中で歓声が上がる。

つやつやと。きらきらと。わたしのゆびさきが、宝石のように輝いている。
たったそれだけのことが、どんなに助けになるかわたしたちは知っています。
仕事でへとへとになったときも、爪先のカラフルさに元気づけられて、もうちょっと背すじを伸ばして笑顔になれる。
落ち込んで、イライラして、最低な自分になりそうなときも、美しいきらめきを見つめて、ぐっと黒い気持ちを押さえられる。
素敵なゆびさきの似合う、素敵なわたしでいたくなる。
花を見たときのように、ふわっと頬が柔らかくなるのを感じます。

本当に、これって魔法ですよね…！！

三浦しをん様のお仕事小説はどれも大好きです。
思い焦がれるのは、なにも恋じゃなくてもいい。
一生をかけて追い求める強い気持ちや運命と思える出会いは、胸が苦しくなるようなときめきは、恋だけのものじゃないんだ！！！
そうですよね！？
うぉーーっっ！！
と、毎度拳を握り、胸を押さえ、いつの間にか背中を押されているような気分になれます。

老若男女の心と体にそっと寄り添ってくれるネイル。
ちょっと苦しいな、という方どなたでもよかったら試してみて欲しいです。
小説も、ネイルも、人生にめちゃめちゃ効きます。