コーヒーとおいしいチョコレート、そして本。
どれくらい読んでいたのか、ぶぁ！っと顔を上げた時に向かいに誰も座っていないのに驚いてしまった。

あれ？つい今まで。
さんざんおしゃべりしていた。書店の仕事のこと、生活や育児のこと、わたしは主に相づちを打っているばかりだったけれど彼女のずっこけ話に涙が出るほど笑ったり、嬉しくて出てしまった涙を、笑いすぎたふりをしてごまかしたり。
まるで友達と喋り倒したような爽快感。

本が好きで、好きな本を推して暮らしています。
本を読む奴はだいたい友達。
ここ1ヶ月だけでも、感激してお客様と手を握りあったり、ガッツポーズをいただいたり、半年前に薦めた本のお礼を言われたり(なんの本だったんだろう)、素敵な本に一緒に心洗われたり、ヘアゴムを褒められたり(ダース・ベイダーの)、楽しく暮らしています。
なんなら本が友達です。
本の著者は物語の、世界の造物主なので遠く仰ぎ見る存在…神なんです！！
まさか…そんな…神と。
仲良くおしゃべりできてしまったような本でした。
わたしたち書店員の暴走を愛として受け止めてくださる神こと瀬尾まいこさん。そして、神も、意外とお茶目であるのですね。めちゃくちゃな親近感。
うれしい。
涙出ました、きっと笑いすぎですね。