ふふふ。今めちゃくちゃ新刊を楽しみにしている漫画のひとつです。
こんなにも｢わたし｣や｢あなた｣や｢あの人｣がいる漫画って他にないような気がします。
フジイさんに悪いところや短所がない、わけでは決してない。
なのに、こんな風に生きられたら…といつも強く思ってしまいます。
そして物語に出てくる様々な人達。同僚や、友達や、ただ街ですれ違うだけの人達が、フジイさんと対面することで彼の中にまるで鏡を覗き込むように自分の奥を見つける。
自分の弱さや、ずるさや、甘さなんかをそのまま受け入れてもいいような、いい諦めの風か吹いてきたり、フジイさんのような善性を持ちたいと憧れてみたり。
そしてやはり田中さんが好きです。
田中さんのようにフジイさんを側で見ていたい。
感心したり、憧れたり、自分の心の奥を見つけたり。
フジイさんについて、田中さんと語り合ったりしたいです。