私たちは何かの決断や選択をする時、色々な感情や思い込みが合理的な判断を押し退けてしまい、行動を誤ってしまうことがあります。
そのような感情や思い込みの裏には行動経済学が隠れており、本書はそれらを知ることで自分にとってより「正しく」「最適な」選択や決定ができるようになることを目的に書かれています。
なぜ「推し活」がやめられないのか、なぜ自分が正しいと思っていることが他の人にとってそうではないのかといったことが説明されており、私たちが無意識に企業などの都合の良い方向に誘導されていたり自分の状況が見えなくなっていたりしていることを知ることができるでしょう。
自分の生活や仕事の中に潜んでいる行動経済学に気付くことができれば、それらにどう対応し、あるいはどう利用するべきなのかが判断できるはずです。
より良い生活を送る為に、そして人生を自分の思い通りに歩んでゆく為に、御一読をお勧めするわかりやすい一冊です。