気だるげな男性が店主の古本屋「十月堂」。
ここには本との出会いを求める人も、本とお別れする人も訪れます。
この店内の本の数だけ、本と人との物語がある。
本と人とのエピソードが丁寧に描きこまれていて１巻発売時から大変話題になったコミックです。
こんなの本好きは好きに決まっている～！！！

実はこの作品に登場する本は、すべて実際に存在する作品です。
自分が知っている作品が登場すると「わかる、わかる」とまるで私も古本屋で登場人物たちと語り合っている気持ちになり、知らない作品が登場すると「わ、なんて素敵な作品なんだ、読んでみたい」とどんどん読書沼にはまってしまいます。
私は本屋で本を選んでいる、ようで、本と出会っているんだと思うのです。

1巻・2巻一貫して本への愛があふれるお話が盛りだくさんです。
素敵な本に出会いたい人、最近忙しくて読書から離れてしまった人、取りこぼすことなくいろんな方に染み入る作品です。