おすすめの本RECOMMEND

いつか読書をする人へ
井上いつかがおすすめする本です。
啓文社スタッフ「井上いつか」による本のレビューです。井上いつかがお送りするコラム!
啓文社のスタッフであり、『本の虫』としても有名な「井上いつか」がオススメする本のコラムです。さて、今回はどんな本でしょう?
2025/05/29 更新
いつか読書をする人へ
井上いつかがおすすめする本です。
文庫
心獣の守護人2ー秦國博宝局宮廷物語ー
著者:羽洞はる彦
出版社:KADOKAWA

やったー!!2巻!
待っていました!!
表紙にいる赤い髪の麗人、暁くんだ!かっこいい!
本を開いてまず登場人物のイラスト。わぁ、玖矛さまのお顔も見れた!
もう最初っからわくわくです。
今回しっかりと描かれるふたりの奇妙な関係性。ずっと見ていたい。
そして久しぶりに会えた苑くんと鷲くんは…。
しょっぱなから降り注ぐ苑くんのツンデレ!そして一番会いたかった鷲くんが!!え!??そんな!??あの…鷲くん、身長はそのままですか!??まじで!??最高過ぎる!!
しばしじたばたともだえてしまいました。
なんて。はしゃいで気をまぎらわせています。
理想を掲げられた國の、底の底に落ちた人々の心の奥。
こんなに深い闇に突き落とされて、怒りや怨みに心を任せないほうが間違いなのではないか。
それでも、博宝局員たちはその怨みを祓い、鎮めなくてはならないのか。
こんなに深い闇から、囚われた人々は逃れられるのだろうか。
正しさではどうにもならないこの世界で、迷い、間違い、苦しみ、でも最後まであきらめていない苑くんと鷲くんに、必死でついていきながらなんとか読み終えました。苦しい。でも、彼らの進む先になんとか光を見つけ出したい。
そして読み終えてしまった今。
一作目を読み終えた時の500倍くらい思っています。
続きを!!!!一刻も早く!!!