この本は発売から半年で15万部のベストセラーになり、その後も売れ続けています。
世界の一流とは程遠い自分には敷居が高い内容だろうと敬遠していたのですが、いつしか休日には身体と心を休める（何もしない）のが良いことと思い込んでいた私は、帯にある「日本人が苦手な休息の上手な取り方」という文句が実は気になっていたのでした。

　疲れていても仕事を休めないのはなぜか、一流の人の休みの過ごし方、仕事と私生活のバランスではなく調和を考える、といったことが元マイクロソフトの役員である著者により具体的に説明されており、一流の人が多くの成果を上げている仕事の仕方には唸ってしまいました。
働き方改革が始まって数年経ってもいまだに社会には仕事至上主義が生き続けています。
二流の社員になってしまう前に考えを変えて「充実した休日→仕事の成果→充実した休日」のサイクルを回す働き方をするにはどうすべきかが書かれています。