「本物のプリンセスが、まさか飼い犬に腹を噛まれたりなんかします？」と疑いつつひもとくと…。
比喩や冗談ではなく本当に噛まれていらっしゃいました！事件です。

犬だってきっと殿下のことが大好きでオイタしちゃったんですよね。

『京都　ものがたりの道』・『赤と青のガウン』で一躍人気エッセイストとなられた女王殿下の新作は、我々一般人と同様の「人としての営み」を、そのお人柄もうかがえる女王殿下ならではの文体でもって綴られ、心あたたまるエピソードが満載。

『きょうの猫村さん』が人気の、ほしよりこさんによる愛らしい挿絵も本作の雰囲気とマッチし、知らず読む人を和ませてくれます。

プリンセスの日常を身近に感じられる素敵な本書、ぜひご一読を。