子ども時代の読書体験は成人後の能力に長期的に影響するそうです。
調査結果から日本国民の読書量が減ってきているのは確かで現代の読書の方法は書籍(紙の本)からデジタルデバイスへと移行していますが、紙媒体とデジタル媒体では私たちの読解力に及ぼす影響が違うと著者は警鐘を鳴らします。
①スマートフォンなどから得られる情報は断片的かつ高速になり深い思考や知識の定着が阻害される。
②読書から本来得られる深い知識の習得や思考力の育成が表面的で即時的なものに置き換えられてしまいやすい。
③紙媒体より脳の前頭前野に強い認知負荷をかけ過活動を起こさせることによる読解力低下を引き起こす。
デジタル社会の便利さと引き換えに私たちは思考力や読解力を失いかけているのです。
では私たちはどのように読書をすべきで、読書にはどのような効果があるのでしょうか。
脳科学の知見を知り、頭がよくなる読書をするために是非読んでいただきたい1冊です。