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いつか読書をする人へ

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井上いつかがおすすめする本です。


啓文社スタッフ「井上いつか」による本のレビューです。井上いつかがお送りするコラム!
啓文社のスタッフであり、『本の虫』としても有名な「井上いつか」がオススメする本のコラムです。さて、今回はどんな本でしょう?

2026/06/08 更新

いつか読書をする人へ


井上いつかがおすすめする本です。


コミック

君と宇宙を歩くために⑥

著者:泥ノ田犬彦

出版社:講談社

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君と宇宙を歩くために⑥

正直に言うと。

小学校の高学年くらいまで、自分の周りに人がいるということにあまり気づいてなかった。
みんなに気持ちが、あるということに。

暗黙の了解。
空気。
合わせる。

特に女子が高めに持つ能力が著しく低く、小さい頃は気づけばぽつん。としていた。それならまだ良かったけれど、成長して関わると人に痛い思いをさせるようになってしまった。
みんなには見えている地雷原。たやすく渡っている。
わたしは派手に踏み続ける。えぇ、どうやって?

本をたくさん読んだ。
本の中で喧嘩をし、誤解があり、ぶつかって、取り返しがつかないような言い合いをし、傷付き、傷付けられた悲しみを相手に伝え、間違いを犯し、憎み、憎まれた。そして過ちに気付き、償い、謝って理解を求め、相手の気持ちを理解して許そうとした。
物語の中にはあらゆるパターンの間違いがあって、わたしは何度でも失敗することができる。

実際の教室では、一度違えるとなかなか元には戻れない。そもそも本当の人たちの本当の心に付けた傷はなかったことにはならない。ゆっくりと治ることはあるだろうけど。

この漫画を読んで、もうちょっと周りとぶつかってみても良かったのかもなと思いました。
高校生。大人ではないけれど全てをフォローされる子供でもない。自分の言動に責任を取らなければいけない頃です。
全員ひとりひとりぜんぜん違うんだ。
心も、体も、成長速度も、得意も不得意も何もかも。
傷付けたくはない。
でも分かり合いたい。
きっと分かり合えなくても、分かろうとしたいし、気持ちを伝える努力をしたい。
漫画の中のみんなが眩しくて、読んでいるだけで嬉しくなります。ある程度の傷は恐れてはいけないのだなぁ、自分の責任を負うことを覚悟して。

大人になっても、一生必要な事がこの漫画にはあります。


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