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いつか読書をする人へ

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井上いつかがおすすめする本です。


啓文社スタッフ「井上いつか」による本のレビューです。井上いつかがお送りするコラム!
啓文社のスタッフであり、『本の虫』としても有名な「井上いつか」がオススメする本のコラムです。さて、今回はどんな本でしょう?

2026/06/10 更新

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井上いつかがおすすめする本です。


フィクション

短歌探偵タツヤキノシタ

著者:舞城王太郎 短歌提供:木下龍也

出版社:ナナロク社

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短歌探偵タツヤキノシタ

舞城王太郎だ!!
めちゃくちゃにかっこいい!!
一文一文の衝撃に痺れる!!
好き!!

…という感想しかしょっぱな出てきません。はぁ~、好き。

小学3年生になる春、父親の田舎に行ったことで短歌探偵になることとなった「キノシタタツヤ」。事件のたびに現れる短歌を読み解き、真相に(深層に)迫ることができるのか…?

と、いうあらすじなんですよ。いやかっこいい。

作中に現れる短歌は歌人の木下龍也さんの書き下ろし。
この物語、短歌と作中の事件がみごとに重なり…なんだけれども、どうやって作ったんでしょうか?
そして短歌探偵の短歌の読み解き方、短歌への寄り添い方がめちゃくちゃ面白くて、短歌ってこういう風に感じればいいのか。と新しい感覚を得られます。やった!
小説より、エッセイより、詩よりも短い短歌。作った者の『その時!』の思いがぎゅっ!と、ぎらっ!となんかグロいくらいに純度が高かったりします。ラピュタのポムじいさんが飛行石の結晶をみたときくらいに心にくらってしまうこともあります。わしには強すぎる…。
こわくて美しくて生々しい。57577が無限に感じます。重力?

そしてそして!舞城王太郎がまたしても、『愛』でわたしたちを『愛』から救ってくれる。
いや、救おうとしてくれるその光で、わたしたちは『愛』という重い鎖に気付くことができる。愛は光で、救いで、呪いで、義務で、希望です。

これは愛の本です!

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