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いつか読書をする人へ

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井上いつかがおすすめする本です。


啓文社スタッフ「井上いつか」による本のレビューです。井上いつかがお送りするコラム!
啓文社のスタッフであり、『本の虫』としても有名な「井上いつか」がオススメする本のコラムです。さて、今回はどんな本でしょう?

2026/09/11 更新

いつか読書をする人へ


井上いつかがおすすめする本です。


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本が読めない34歳がはじめてごんぎつねを読む

著者:かまど,みくのしん

出版社:オモコロ出版

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本が読めない34歳がはじめてごんぎつねを読む

現場にいるからよくわかっている。
「読書」は衰退している。
静かに開かれるのをまっているだけの「本」は不利だ。
絶え間なく降り注ぐ「情報」は短くて刺激的ですぐ味わえる。読書をしていたわたしたちも大きな人波につられてそちらに歩きだしてしまう。世界がもう変わろうとしているな~。
と、その人波をかき分け、逆走してくる人がいる!
大声で泣き、笑い、怒りながら「読書」の方へ!!
彼の勢いに振り返る人達や、つられてこちらへ歩きだす人、「読書」にぐずぐずと留まっていたわたしは、こちらへ向かって来るみくのしんを信じられない思いで見つめている。

「本を読んだことがない32歳がはじめて本を読む」
「本が読めない33歳が国語の教科書を読む」
大和書房から出版された2作品の続編、第3弾がついに発売しました!!
やったー!!

まず、分厚くって最高でした!
いっぱい読めるのが嬉しい。

どれも大好きですが、やはり「ごんぎつね」。
子どもの頃に読んださみしさと切なさとは全然話が違ってくる。34年、人生で様々な失敗や間違いや過ちや後悔を抱えた今、読むごんぎつねがみくのしんのリアルにこんなにも重なるなんて。

他もどれも、みくのしんと読む名作は、どれも物語を超えて本物の人間・人生・感情が立ち上がって来るので正直怖いです。でも、本物の痛みだからこそわたしの気持ちの奥が癒される。
そして、みくのしんが、本当に勇気ある。自身の傷や痛みや後悔を言い訳もなく開示してくれる。そんなの普通できることじゃないと思う。

そして3冊目にしてはじめて、みくのしんが「読書」を知る…なんだかわからないけれど涙が出ました。

そして、寄り添うかまどの姿勢にもいつも泣いてしまう。わたしも我が子とか、周りの大事な人にこんな風に寄り添いたい。どうしても自分のエゴが出てしまう。憧れています。

みんなでわいわい読書して、本当に楽しかった!
またやろうね!!

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