教育水準の高さ・格差の少なさ・幸福度といった様々な国際指標で常にトップクラスにあるフィンランド。昨年、首都ヘルシンキはワークライフバランスが世界で最も整った都市に選ばれるなど、仕事も休みも大切にするこの国について、現フィンランド大使館で広報に携わる著者が掘り下げたのが本書です。
　フィンランド人の「しっかり休んで、効率よく働く」気質が、現地在住が長かった著者の体験エピソードをもとに語られています。働き方改革が叫ばれる昨今、国民性や社会環境の違いがあることを踏まえても、本書には日本の職場でも実践できそうな労働環境改善のアイデアが詰まっています。
フィンランド人を単に「羨ましい」と思うだけか、何か取り入れることができると考えると思うかはアナタ次第。ぜひご一読を。それと、読み終わると無性にサウナに入りたくなりますよ！