日経MJで１４年も続いた人気連載「招客招福の法則」を担当し、人間の感性と行動を軸とした「ワクワク系マーケティング実践会」を全国で開催している著者が８年ぶりに書き下ろしたのが本書。
コロナ禍で特に飲食店・小売店などで顧客と直接接するリアルビジネスの多くが苦境に陥りました。その状況下でも成果を出し続けた企業・店舗の事例を数多く紹介し、そこにある共通項を解説しています。「フロー型からストック型」「ファンダム」「価値のパッケージ化」など多くのキーワードが出てきます。ただこれらの共通項を自社内で実践することに壁があることも事実。５章ではその壁を壊していく組織変革・自己変革についても語られており、単なる事例共有に留まっていません。
コロナ後のビジネスを考える上でのヒントが詰まっている本書は今こそ読んでおきたい一冊です。