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いつか読書をする人へ

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井上いつかがおすすめする本です。


啓文社スタッフ「井上いつか」による本のレビューです。井上いつかがお送りするコラム!
啓文社のスタッフであり、『本の虫』としても有名な「井上いつか」がオススメする本のコラムです。さて、今回はどんな本でしょう?

2008/03/04 更新

いつか読書をする人へ


井上いつかがおすすめする本です。


フィクション

すべての終わりの始まり

著者:キャロル・エムシュウィラー

出版社:国書刊行会

すべての終わりの始まり

この本は、読み終えてあんまり楽しかったので、読書CD(今日のはグッドラックヘイワ)の音楽に合わせて部屋の中をくるくる回ってしまいました。

 とても変な本です。変な物語ばかりの短編集。読んだこちらまで、変になってしまう。変になってしまうと、いろいろな枠組みから解き放たれて、自由な、素敵な気分になれます。

 自分が知らないうち心の中で設定してしまっている限界や常識、表と裏。そんなものが一気にひっくり返されます。そうなって初めて、自分の組んでいた枠の狭さに気が付きました。

 案外、普通の小さい枠だなあ・・・。ちょっとがっかりです。



 あと、こんな本を読んで、喜んでいる姿なんて、好きな人には絶対に見せられません・・・。

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