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いつか読書をする人へ

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井上いつかがおすすめする本です。


啓文社スタッフ「井上いつか」による本のレビューです。井上いつかがお送りするコラム!
啓文社のスタッフであり、『本の虫』としても有名な「井上いつか」がオススメする本のコラムです。さて、今回はどんな本でしょう?

2011/07/13 更新

いつか読書をする人へ


井上いつかがおすすめする本です。


文庫

だれも知らない小さな国

著者:佐藤 さとる

出版社:講談社

だれも知らない小さな国

 子どもの頃、従姉に貰った本の山の中に、この物語の続編である『豆つぶほどの小さな犬』がありました。

 それまでわたしが知っていたこびとは、不思議な世界に住んでいて、魔法を使い、歌ったり踊ったりするかわいらしい人たちでした。
 でも、この挿絵の少ない、大人っぽい本に出てくる小人は、それとはまったく違っていました。

 コロボックルという名の小人たちは、家の周りにいつもいて、でも姿はめったに見せないモグラやイタチやタヌキのように、わたしたちと同じ世界に暮らしています。
 自分の知恵と勇気と優れた身体能力で、家を作り、町を作り、国を作って生活していました。


 これは、本物の野生の小人の本なんだ!


 小学校に上がったばかりだったので読めない漢字が多かったのですが、古文書を解読しているつもりになって、夢中で読んだことを覚えています。

 こんなに小人のことを研究して(ただ本を読んだだけ)、秘密も守れる自信があるのに、どうして小人たちは姿を見せてくれないんだろう・・・。
 小人たちの友人である、せいたかさんをずっと羨ましく思っていました。

 今回、彼がどうやって小人たちと出会い、友人になり、コロボックル小国を築いたのかやっと知ることができました。

 わたしもきっとやってみせる!!

 新たな決意も固まったところで、後は小人を見つけてわたしも仲間に入れてもらうだけです。


 がんばるぞ!!

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