実は・・・子供の頃本気でお姫様になりたいと思っていました。

　ディズニーのアニメはもちろん、小公女セーラやグリム童話、かぐや姫、鉢かぶり姫などの日本の昔話のお姫様や児童書の「おひめさまそらをとぶ」シリーズなど、ありとあらゆるお姫様の本を読み、その度になりきっていました。

　レースの襟がたくさんついたブラウスを着た日は幼稚園でも泣かずに過ごせたし、着物を着せてもらったお正月は、恥ずかしがらずにちゃんと親戚のおじさんたちにごあいさつをしました。

　恥ずかしい、と口では言っていましたが、結婚式の時は本物のお姫様になってしまった！！と嬉しくてあやうく死ぬかと思いました。（・・・ちゃんと！身の程と年齢を考えてシンプルなドレスにしましたからっ！！）


　やっぱり、お城がなくても、王国がなくても、誰も仕える者がいないとしても、お姫様はお姫様なのです。

　この絵本を読むと、いつでもどこでも誰だってお姫様になれます。


　毎日毎日、息子にこき使われる召使いの日々の合間にこの絵本をよんでは夢を見ています。


　あれ？今のわたしって、ちょっとシンデレラみたいじゃない？？

　いじわるなお姉様（息子）が、料理が気に入らない！とひっくり返しても、涙を隠して健気に頑張ります☆