朝、起きてまずラジオを点けます。

　お天気や最近の出来事や、面白い本や、体にいい食べ物や、お薦めの音楽など、いろいろな事柄をわたしに語りかけてくれるのを聞いたりよく聞かなかったりしながら、わたしは少しづつ目を覚ましてゆきます。


　外で仕事をしなくなってから、話し相手になってくれるのはラジオばかりです。
　テレビを点けっぱなしにすると息子が見続けてしまうし、息子の語学力は原始人並みなので(例：オレ、バナナ、タベル！程度の・・・)そもそも会話が成り立たないし。


　日常の何でもないこと、ちょっとした出来事をゆったりと話してくれるラジオさん。

　くすっと笑わせてくれたり、へえ～っと聞いて得した気分にさせてくれたり、聞き流してしまっても構わない、とても気楽なもの。
　村上ラヂオというタイトルの由来は知らないのですが、なんだかラジオみたいな楽な気分にさせてくれるエッセイです。

　読書は一人きりでするものなので、元々孤独な時間が多い人生を送ってきましたが、最近はちょっと孤独と親しみ過ぎているような・・・？
　この本を読んだだけで、親しい人と楽しくおしゃべりしたみたいな満ち足りた気持ちになれました。

　もうちょっと賑やかな場所に行きたいような、このまま静かな場所に潜んでいたいような。そろそろ悩む所です。


-----------------------
お買い求めはこちら。

お買い求めはこちら。