この本を読み終えたら、それまでずっしりとのしかかる押しつぶされそうな閉塞感や孤独感が、もう思い出せないくらい散ってしまっていました。

　SF小説が昔から好きな理由は実はその作用があるのも大きいんだ、と気が付きました。


　わたしが今いる場所の孤独なんて、光がどれだけ走っても誰にも届かない程ではない。進み、止まり、ループする時間や空間に永遠に閉じ込めているわけじゃなし。

　そう思うと、あれあれこりゃわたしは今全然孤独じゃありゃせんぞ？と急に世界がワントーン明るくなるのです。


　なんだか暗い感じで申し訳ないなぁ・・・。


　日本語習得途中の二歳児とふたりきりのまいにちまいにち。なかなか気分が上がらない。


　あ～でもよかった。地球の仲間たちにいっぱい囲まれて、太陽の光も浴び放題で、きっと明日も無事に来る。


　体はばたばたと忙しいのに、頭の中が妙に暇な時。バナナ剥きしかすることがないのなら、それを極めるしかないのでしょう。
　どうせなら、楽しくやろう。

　そんなわけで最近レゴブロックで動物や恐竜を造形するのが上達してきました。

　急に『スピノサウルスとバリオニクス作って！』って言われても困るんだけどなぁ・・・。



　
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