ピースの又吉直樹さんデビュー小説「火花」が掲載されています。


実は…うちにはいくつものお笑い芸人の書いた本、お笑いライブDVDなどがあり、HDDにはお笑いのTV番組がぎっしり詰まっています。

夜な夜なそれらを観る夫のキラキラした瞳。普段表情の乏しい夫が声を上げて笑うのです。
…激レアです。わたしといる時あんな顔見たことないや☆


この小説には、夫が芸人を格好いい、と言うことと、わたしが苦手に思うこと の両方が描かれていました。

鋭い言葉や発想をぶつけ合って生まれる世界。それは人を惹き付ける大きな魅力を持っているけれど、誰かをどこかで傷付けてしまいそうで不安にもさせられます。

選ばれる言葉や情景が美しく静かで、そこにいる人達の格好悪さ、惨めさ、いじらしさが際立って見えました。

途中で見ていられなくなって、それでも読むのを止められなかった。


読んでいると、いろいろな音が聞こえてくる物語でした。

ちょっと泣いてしまったのは、夫には秘密だ。





3月に、単行本発売予定だそうですよ！！