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いつか読書をする人へ

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井上いつかがおすすめする本です。


啓文社スタッフ「井上いつか」による本のレビューです。井上いつかがお送りするコラム!
啓文社のスタッフであり、『本の虫』としても有名な「井上いつか」がオススメする本のコラムです。さて、今回はどんな本でしょう?

2015/04/11 更新

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井上いつかがおすすめする本です。


文庫

高慢と偏見とゾンビ

著者:ジェイン・オースティン&セス・グレアム=スミス

出版社:二見書房

高慢と偏見とゾンビ

「高慢と偏見」、ジェイン・オースティンの名作です。18世紀のイギリスを舞台に恋と人間ドラマが描かれています。ロマンティックで、ユーモアに満ちていて、大好きな一冊です。

「高慢と偏見」…大好き!

「ゾンビ」………大好き!

「高慢と偏見とゾンビ」……!!!!


ストーリー展開や登場人物はほぼ同じ。しかし、この小説世界は謎の疫病が蔓延し、死者が生ける屍となって人々を襲っています。べネット家の5人姉妹は少林拳のを学び、立派な戦士になるべく日々修行しているのです…!!
戦うエリザベス!さりげなく混ぜこまれたゾンビ&血の惨劇!

それでいて細かいエピソードや展開は原作そのままなのです。

ミスター・ダーシーの告白シーンや、シャーロットが、愚かとも思える選択をした理由など、アクションとゾンビが入っていた方が納得できてしまうくらいの自然さです。

さらに、文庫本なのですが、素敵な挿し絵がいくつか付いています。素敵!内臓!

好きなものに好きなものを混ぜると、こんなに美味しい!


人によっては不味いかもしれないのでリアルではお薦めしづらいですが、意外な組み合わせの新食感を、ご興味のある方はぜひお試しください☆☆

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