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いつか読書をする人へ

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井上いつかがおすすめする本です。


啓文社スタッフ「井上いつか」による本のレビューです。井上いつかがお送りするコラム!
啓文社のスタッフであり、『本の虫』としても有名な「井上いつか」がオススメする本のコラムです。さて、今回はどんな本でしょう?

2016/11/04 更新

いつか読書をする人へ


井上いつかがおすすめする本です。


フィクション

星へ行く船

著者:新井素子

出版社:出版芸術社

星へ行く船

 少女のうちに読んでおかなければならない、少女の頃に出会って欲しい本があります。

 わたしは、赤毛のアンと共に、この星へ行く船を強く!激しく!狂おしく!おすすめします!!!


 わたしも少女の頃に夢中になっていたこの本。コバルト文庫で1巻が発売した1981年から35年後の今年より、シリーズ全5巻が新作書き下ろし短編と新あとがきがついた決定版として出版芸術社さまより発売となりました!!

 嬉しい…また、あゆみちゃんに、太一郎さんに会えるなんて!!

 単行本化のニュースを聞いて、狂喜乱舞した、あの日。

 当初の予定より大幅に発売日が延期になり、出版社さまへ確認の電話をした、あの日々。(お客様からのお問い合わせを装って何度も発売日の確認をいたしました…すみません)


 やっと、やっと手に入った「星へ行く船」と、シリーズ2作目の「通りすがりのレイディ」

 もう、表紙のあゆみちゃんと太一郎さんが素敵すぎて、視界に入るだけで胸が痛い。

 装画も、装丁も、表紙の触り心地も、帯の文章もその色も、カバーを剥がした表紙も、表紙をめくって2ページ目の紙も、ああ、もうだめだ。なにもかも素敵すぎる。


 正直に言うと、この本を手にしたとき涙が出ました。


 少女の頃に、この本に出会えていなかったら、きっとあの一歩は踏み出せなかった。他人から見ればささいなシーンですが、わたしの人生には何度かあります。
 それも、決意を持ってやあっと踏み出すというよりか、わあわあ、あれあれ、どうしようと考えてるうちに、あゆみちゃんにトン、と背中を押され、ポンと踏み出してしまうような一歩です。


 今、十代少女のあなた。わたしはあなたに、どうしてもこの本を読んでいただきたい。

 アン・シャーリーも、森村あゆみちゃんも、きっとあなたの一生の心の友になってくれることでしょう。

 

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