超一流の殺し屋が最も恐れる人物…それは彼の妻。
　
　迷いなくターゲットを仕留める彼が、奥さんのご機嫌にどうしようもなく怯えている。

　でも、一人息子の克己くんが、クールなようでとてもいい子です。
　きっといいお父さんとお母さんなのに違いない。
　主人公がこんなにも奥さんの全てを恐れるのも、奥さんとの関係を悪化させたくないからで…とにかく家庭を壊したくないという事なのだろうから、恐妻家とは、愛妻家とイコールなのではないでしょうか。…うーん、どうだろ。

　どきどきハラハラの殺し屋シーンと、一見何気ない夫婦の会話、実は爆弾処理班のように内心でギリギリの緊張を強いられている日常シーンのギャップににやにやしてしまいます。

　もちろん、うちの夫はぜんぜん恐妻家じゃないですよ！
　
　…たぶん。