わたしは、救われるのも、苦しめられるのも、大好きなあなた(本)ならかまわない。

こころの奥でそんな風に思っていたことに気付いてしまった…やばいな、そんなんじゃしあわせにはなれない！！って危険な恋とかじゃないけれど、ほんとそれくらいの。

読長町の書物の蒐集家一族に生まれた高校生の御倉深冬。父は巨大な書庫『御倉館』の管理人。

うわーーーっ！いいないいなぁ！
え！？うそ！深冬ちゃん本が好きじゃないの？！
代わって欲しい！！

本の町、読長町にたくさんある本屋に勤めるのもいい！わーい、どこのお店に面接受けに行こうかな！
啓文社読長町店できないかな～！遠くても頑張って通勤します！


わたしは、どうせ呪われてしまうなら、第三話の幻想と蒸気の靄に包まれたいです。
帰ってこれなくっても、別にいっかな…いややばいかな、この想いは。