33歳の鈴木勢太は暴走車にはねられ、気が付くと…。最近よくある転生もの？しかし、目覚めた彼は『スマートスピーカー機能付きロボット掃除機』になっていたのです！！
　どんな姿になっても彼は警察官であり、大切な家族、11歳の朱麗を守るために立ち上がる！
　いや、立ち上がれないから！
　
　ロボット掃除機ってなんだかいじらしい。地べたを這いずり、一生懸命掃除して、行き倒れたり、脱走したり、猫をのせて走ったりする。
　ロボット掃除機になった勢太は、朱麗の元へ旅立ちます。ゆく先々で出会う人々、起こる事件。そもそも歩道を一人走るロボット掃除機自体が事件…！！

　こんなのってありなんだ！！という驚きと、こんなこと…できるかも！というまた驚きと発見の物語でした。
　もうR2-D2に会える未来も、すぐそこですね。