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本さえあれば、日日平安

本さえあれば、日日平安

長迫正敏がおすすめする本です。


本さえあれば、穏やかな日日。ほっこりコラム連載中です。本好きのほんわかブログ・「本さえあれば、日日平安」
本好きの、本好きによる、本好きのための“ほんわか”。一日を穏やかに過ごす長迫氏のおすすめ本はこれ!

2018/06/08 更新

本さえあれば、日日平安


長迫正敏がおすすめする本です。


文庫

キュードー・ライフ!

著者:末羽瑛

出版社:KADOKAWA

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キュードー・ライフ!

思いもよらない人が夢に出てきた。俳優の菅田将暉くんだ。彼と私は同級生という設定だった。そして何故か私の息子も同級生なのだ。3人でゲームをして仲良く遊んでいるという不思議な夢だった。
起きたらリビングに妻が居たので、「こんな夢をみたんよー。」とそのままを話した。一笑に付されると思っていたが、『ウソ!なんで私の夢には出てくれないの!まさき~♥』と身もだえていた。ちょっと引いた。

次の夜、またイケメン俳優が夢に出てきた。今度は佐藤健くんだった。妻のリアクションを予想したら怖くなったので、今回は言わなかった。ただ、彼が夢に出てきた理由は明らかだ。寝る前に、録画していたNHK連続テレビ小説『半分、青い。』を見たからだ。
旋律の律と書いて「りつ」と読む、主人公の幼馴染の役だ。律はとてもいい奴だ。自慢ではないがスタートから欠かさず見ている。だから彼が夢に出てきても不思議ではない。むしろ嬉しい。『律く~ん♥』と叫びたくなる。

ただ現在、朝ドラを見られている方はお分かりだろうが、凄いことになってきている。朝ドラではなく昼ドラの様だ。男と女の修羅場が描かれている。少女マンガや恋愛ドラマを見慣れている人はそうでもないのだろうが、朝から見るのはオジサンの私としてはちょっとキツイ。
原因はあの凛々しくて清楚な感じだった弓道少女だ。まさか魔性の女だったなんて・・・、こんな展開夢にも思わなかった。見逃された方は、NHKオンデマンドでどうぞ。

でも弓道をしている姿は素敵だった。袴姿が絵になる。朝ドラから興味がわいた人もいるようで、店頭で「弓道の本」とのお問い合わせもあった。なので弓道小説を探してみた。
 
不思議な設定にワクワクした。ルールや練習法、試合の感じも空想ではなく本格的な様だ。オジサンでも面白かったので、中高生はもっと楽しめるのでは。朝読にどうですか。
 
『キュード―・ライフ!』 末羽 瑛・著 メディアワークス文庫

「お主、弓は射てるか?」、「お、お前、落ち武者か!?」
高校生の天野良治は、ひょんなことから弓の名手として名を馳せた「那須与一」の霊に取り憑かれ、未経験の弓道部へ入部させられてしまう。そんな部で出会った弓道愛あふれる可愛い部長・鹿目梓。良治は二人の弓好きに教えられ、インターハイを目指すことに!?偶然の出会いは必然へと変わり、やがて・・・ マイナーと侮るなかれ。弓道にしかない熱いドラマがここにある!キラキラ熱くて最後は泣ける青春弓道物語。

今度はどんなイケメン俳優が夢に出てくるのだろうか。何だか楽しみになってきた。「おっさんずラブ」の始まりか?

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