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本さえあれば、日日平安

本さえあれば、日日平安

長迫正敏がおすすめする本です。


本さえあれば、穏やかな日日。ほっこりコラム連載中です。本好きのほんわかブログ・「本さえあれば、日日平安」
本好きの、本好きによる、本好きのための“ほんわか”。一日を穏やかに過ごす長迫氏のおすすめ本はこれ!

2019/09/18 更新

本さえあれば、日日平安


長迫正敏がおすすめする本です。


ノンフィクション

読みたいことを、書けばいい。

著者:田中泰延

出版社:ダイヤモンド社

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読みたいことを、書けばいい。

読みたいことといえば、昨年の末、台湾男子に嫁いだわが娘の近況だ。
近況を知りたければ電話で話せばいいではないか、と思われるだろう。でも実際のところ、父親の方から娘に電話するのは、なんだか気恥ずかしいものなのだ。それに私は、話すよりも読む方が好きだ。

娘が密かにブログやFacebookでもやっていないだろうかと思い、ネットで検索することにした。でも、どうしたわけか娘の名前がすぐには思い出せない。
ああ、私もついに・・・

まさか自分で付けた娘の名前を忘れるわけはない。結婚したので娘の苗字は変わっている。もちろん、その嫁ぎ先の苗字も知っている。問題は姓名の名の方だ。

台湾は漢字を使う。日本と同じで良かったじゃないか、と言われる。実は、これが問題だったのだ。

私は、ひらがなで娘の名をつけた。個人的なイメージだが、ひらがなの名前の女性は可愛くて性格は穏やか、物腰は柔らかい。それでいて芯がしっかりしていて凛とした感じがしたからだ。

残念だが台湾にひらがなは無い。ひらがなの日本名を当て字で漢字にするしかない。
昭和の時代、バイクに乗っているやんちゃな若者が、「夜露死苦(よろしく)」とか「魔武駄致(まぶだち)」とか当て字を使っていたが、ザックリと(大げさに)言えばあんな感じだ。

当て字にした娘の名前。今、私は、その漢字が思い出せないのだ。
こんな私を妻は、「耄碌爺(もうろくおやじ)」と呼んでいる。でも妻は、そう呼んではいるが、この漢字を書けるわけではない。
妻よ、書けるようになってから呼びたまえ。

名前が漢字となった娘は、台湾で日本語の家庭教師をしている…らしい。というのは、教えているところを見たことがないからだ。
聞いたところによると、生徒さんと台湾茶を飲みながら、日本語でおしゃべりしているだけだそうだ。それで生徒さんは日本語が話せるようになるのだろうか。なんだか申し訳ない。

だいたい娘の日本語はかなり怪しい。娘が標準語だと思って話している日本語は、8割がた備後弁だからだ。

「センセイ、ニホンゴデハ ナント イイマスカ?」
「ほーじゃね~、日本語じゃったら・・・」

娘よ、そりゃ備後弁じゃ!

もしも、このコラムを読まれているあなたが、旅行で台湾に行かれて買い物をされた時、「ホージャネ~」とか「~ジャッタラ」と話す店員さんがいたら、それは娘の生徒さんかも知れません。その時は、申し訳ありませんが、どうか標準語に直してあげて下さい。
夜露死苦・・・じゃなくて、よろしくお願いします。

『読みたいことを、書けばいい。』
 田中泰延・著 ダイヤモンド社
「バズる記事」「ターゲットに刺さる文章」。そんな「技術」を学ぼうとする人は、出発点から間違っている。あなたが読みたいことを、あなたに向けて書けばいい。電通コピーライターとして24年、自分が読みたいものを書くために退職して「青年失業家」へ。Web記事500万PV超、Twitterフォロワー46000人超。多くの支持を得るwebライター初の著書。全く新しい文章講義、開講です。

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