早起きがマイブームです。通勤のために毎朝5時起きではありますが、休日もそのリズムを崩さず、同じ時間に起きることにしました。
翌日が休みだからと言って深夜、というより明け方までYouTubeを見ていたり、巻数もののコミックを一気読みしようとしてはいけません。もう無理が出来ない年齢です。休み明けに体調不良となり、自分が辛い目にあうだけです。

そう思い立っても急に始めてはいけません。以前、たまたま休日に早起きしたとき、妻から「遠足の日の小学生か！まだ寝とけ！」と叱られたことがあります。今回は事前に伝えていたので大丈夫でした。夫婦だからこそ報連相は大切です。ご存じのように家では、妻は上司であり上得意様なので、至極当然のことですよね。
この「妻は上司」説に頷いたあなたは、もしかして「かに座」の「A型」ですか？私と同じ…

そして朝焼けの写真を撮るのもマイブームです。早起きの一環で始めました。これもまだ一週間なので偉そうなことは言えません。でも張り合いができました。窓を開けiPhoneで撮影するだけです。今日は、少し歩いて高台に行ってみました。ありきたりの表現ですが、夜が明ける直前、見慣れているはずの街が違って見えます。

嬉しくして写真をTwitterにアップしています。「朝焼け」で検索すると、私が撮った写真より何倍も何十倍も綺麗な朝焼けが出てきます。
美しい朝焼けを写真に撮り、Twitterに画像をアップする。誰もが考えつくことです。その中でも「まだ誰も手を出していないことは」、と考えました。同じ朝焼けでも、ひとひねり加えたくなったのです。
私が出来ること、もちろん本の紹介です。Twitterをされている方は、お暇なときにでも検索して見てください。朝焼けと1冊の本。でも雨の日はどうしましょう…、これから考えます。

『「ない仕事」の作り方』　みうらじゅん　文春文庫

「マイブーム」「ゆるキャラ」など新語を生み出し、それまでの世の中に「なかった仕事」を企画、営業、接待も全部自分でやる「一人電通」という手法で作り続けてきたみうらじゅん。アイデアのひらめき方から印象に残るネーミングのコツ、世の中に広める方法まで、その驚きの仕事術を丁寧に解説。糸井重里さんとの対談も収録。

本書には、仕事に、というより生きていく上でのヒントが盛りだくさんでした。私が勇気づけられた言葉をご紹介します。

『あらゆる「ない仕事」に共通することですが、なかったものに名前をつけた後は、「自分を洗脳」して「無駄な努力」をしなければなりません。私はよく「努力が似合わない」などと思われがちなタイプですが、どっこい「無駄な努力家」です。』

すごく前向きな気持ちになれました。以前「間尺に合わん本を読みんさいよ。」と、ある人に言われたことがあります。もちろん実用的な知識は大切です。でも役に立つ本だけを読んでいては、人生つまらんよ、ということだと受け取りました。

『ひとつのものに夢中になると、自然とそこから派生するものも頭のどこかにストックされていき、それが新しい仕事につながっていく。』
なるほど、と思います。無駄なものはないのです。「目に映る全てのことはメッセージ」、ユーミンもそう言っています。

『私は昔から「またやっている」ではなく「まだやっている」と人に言われるようになりたいと思ってきました。何歳になっても、いくら成功しても「アイ・キャント・ゲット・ノー・サティスファクション」と歌っているローリング・ストーンズはかっこいいじゃないですか。』
とても励まされる言葉です。

私も「本さえあれば、日日平安」を続けて、「まだ書いてんの？」なんて言われてみたいものです。例えば、このまま50年間書き続けるとギネスブックに載るかもしれません。書き始めたのは2009年ですから2059年、ちなみにその時、私は97歳です。人生100年時代と言われています。決して不可能ではありません。もちろん私が健康で、なおかつ会社が許して下されば、ですが…
その頃は「うちのひい孫が」とかネタに書いているかも知れません。

今これを読んでいるあなた、ぜひ読み続けてください。あなたは時代の目撃者になれるかも知れません。
そう考えると、やはり啓文社のHPから目が離せませんね。さあリニューアルして見やすくなった啓文社のHPをお気に入りに登録しましょう。いつでもどこでも、パソコンでもスマホでも、ネットに繋げば24時間無料で読めます。

また啓文社【公式】をはじめ各店のTwitterフォローもお忘れなく。各部署、各店の中の人が、毎日最新の情報を発信しています。さて今日7月25日、最初にお届けするのはこの1冊…、ではなくご機嫌な1曲でした。オカメインコのキイちゃんも首を振っています。