夏の書店には新潮・角川・集英社の文庫100冊フェアが並びます。古典から新作まで幅広くラインナップし、色とりどりの飾り付けと凝った小冊子を準備して夏休みの子どもさんを本の世界に誘います。この季節にピッタリな本が発売されました。
全国の書店員が選ぶ１０代におすすめする本のガイドに留まらず、面白い本の探し方から本にまつわる用語集や読書感想文の書き方まで、「読書地図」という書名のとおり本の世界が深堀りできる内容です。スポーツの祭典が開催され「メダルを取った、取れなかった」に浮かされたこの夏、本書内で個人的に若い人に読んでほしいのが「特別な才能はないけど」（84P～）。勝ち負けだけが人生では無いですよね。
啓文社でも２年前から「１０代の本棚」を設け、中高生の皆さんの豊かな読書生活を応援しています。1冊の本が人生を変える力を持っているとを信じて。