尾道出身の作家、林原玉枝さんの新刊が発売されました。先にこのコーナーで林原さん作の絵本『ねこの商売』を紹介しましたが、今作は約130ページとボリュームのある児童読み物です。
イタチのこごろうくんがタヌキの王様の依頼を受けて、時間泥棒を探す物語。森の住民の動物たちに聞き込みに回ります。その結末はいかに・・・。「時間」をめぐる一種哲学的で教訓的な内容でもありますが、小学校低学年から中学生まで楽しく読めるお話です。
高垣真理さんのチャーミングな挿絵もちりばめられており、プレゼントにも最適です。