おすすめの本RECOMMEND

Slow Books ~コトバのあや~
高垣亜矢がおすすめする本です。
日本人が奏でる『コトバの音符』。言葉が織りなす模様“言葉の文(あや)”日本人が使う巧みなコトバ、本の中に見え隠れする「コトバのあや」
本をじっくりと読んでいると、その中に光る作者の巧みなテクニック。高垣亜矢さんの視点で捉えた“コトバのあや”を紹介します。
2010/08/26 更新
Slow Books ~コトバのあや~
高垣亜矢がおすすめする本です。
ノンフィクション
夏の入り口、模様の出口
著者:川上未映子
出版社:新潮社
定価:1,260円

『週刊新潮』に連載されていたエッセイが待望の単行本化。ちなみに連載タイトルは“オモロマンティック・ボム!”。著者の解説によれば、「生きている最中の、あるかどうかもわからないすべての入り口と出口に、面白くてロマンティックがうっかり爆発してしまうような、そんなひとときがあればいいなあ」だそう。著者の作品世界は独特。その世界観が垣間みれ、今までに体験したことのない読後感があり傑作。言葉のリズムにもご注目。